パインアメのかぶり物、犬にユニホーム… 京セラドーム周辺に大勢の虎党 シリーズ第6戦

試合開始の3時間以上前に球場へ駆け付けた阪神ファン。パイン飴のかぶり物は手作り=4日午後3時11分、京セラドーム大阪

 阪神タイガースが38年ぶりの日本一へ王手をかけたプロ野球の日本シリーズ。第6戦のプレーボールを前に、京セラドーム大阪の周辺には大勢の虎党が集まった。岡田彰布監督の好物パインアメのかぶり物で着飾ったり、犬に虎柄ユニホームを着せたりしてボルテージを高めている。

 「母親のおなかの中にいる頃から阪神ファン」を自称する会社員男性(59)=神戸市=は、日本一に向けて「今日決めるんとちがう! 今日決まるんや!」と気勢を上げた。試合のキーマンには佐藤輝明選手を選び、「こういう大事な試合やからこそ、佐藤が打たなあかん」と激励した。ちなみに今回の日本シリーズはこれまで全試合現地観戦しているといい、「一応明日のチケットも取れてるけど、今日勝って明日の分は払い戻しや!」と期待を寄せた。

 ドーム近くに住む男性(79)は、チケットが取れず現地観戦はできないが、居ても立ってもいられなくなって愛犬の散歩のついでに駆け付けた。「オリックス先発の山本(由伸)投手は最高のピッチャーですが、甲子園での勢いがあれば第1戦のように攻略できる。この試合で日本一を決めてくれるはず」。妻手作りの「虎ユニホーム」を着せた愛犬とともに自宅でエールを送る。

 試合は午後6時半開始。

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