甲子園球場でPV、阪神ファン1万3千人が声援 日本一持ち越しにファン「明日やな」 日本S第6戦

5回、森下選手が三振に倒れ、天を仰ぐ阪神ファン=4日夜、甲子園球場(撮影・吉田敦史)

 甲子園球場(兵庫県西宮市)では4日夜、日本シリーズ第6戦のパブリックビューイングがあり、約1万3千人の阪神ファンが内野席を埋めた。「日本一」を願って声援を送ったが、悲願の時は第7戦に持ち越しに。「明日やな!」とファンは気持ちを入れ直していた。

 京セラドーム大阪から約12キロ離れた甲子園球場がどっと沸いたのは二回表。バックスクリーンに映し出されるノイジー選手の先制ホームランに「六甲おろし」の大合唱が響いた。横浜市の会社員の男性(39)は「思わず『ありがとうノイジー!』と叫んでしまいました」と声をうわずらせた。

 宝塚市の女性(22)は第7戦を京セラドーム大阪で観戦予定。「亡くなった横田慎太郎さんのためにも、絶対に優勝してほしい。今年じゃないと意味がないんです」と力を込めた。(竜門和諒、地道優樹)

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