伊兵衛展、5日まで 見逃すまい、ファンら鑑賞

木村の作品に見入る来館者=砺波市美術館

  ●砺波市美術館で開催中

 砺波市美術館で開催中の「木村伊兵衛 写真に生きる」(同美術館、富山新聞社、北國新聞社主催)は三連休中日の4日、熱心なファンらが会期最終日まで残り1日となった写真展を見逃すまいと次々と訪れた。来館者は、何気ない日常や街角の様子をありのままにとらえた木村の作品と向き合い、じっくりと鑑賞した。

 戦前から戦後を通じて活躍した日本を代表する写真家木村の作品を見ようと、開館直後から写真愛好者らが続々と訪れた。来館者は、小型カメラを持ち歩き、場所を問わず瞬時に被写体をとらえる「スナップショット」で写真を撮り続けた木村の世界観に目を凝らした。

 会期は5日まで。入場料は一般800円、18歳以下・障害者(介助者1人含む)は無料。

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