三陸の銘菓とコラボ、学園祭で販売 相模女子大の学生、絆さらに

コラボで商品化した「甘ほたて」

 神奈川県の相模女子大復興支援学生ボランティア委員会(武井ひなき委員長、11人)は3、4の両日、大船渡市の老舗菓子店「菓匠高瀬」とのコラボ商品を学園祭で販売した。三陸の銘菓と相模原特産のきな粉を組み合わせた菓子。同大は東日本大震災直後から支援や交流を続けており、学生は「さらに結び付きを強めたい」と力を込める。

 高瀬の看板商品のもなか「甘ほたて」をアレンジ。貝柱に見立てた求肥(ぎゅうひ)に、古くから栽培されてきた津久井在来大豆のきな粉をまぶして仕上げた。秋には学生が大船渡市を訪れ意見を交わすなど、商品化に向けて試行錯誤を重ねてきた。

 3日は学園祭の開始直後から大勢の客であふれ、委員会のブースにも長い列ができた。大船渡市地域おこし協力隊員の臼山小麦さん(25)も販売に加わり、商品(1個200円)とともに地域の魅力を売り込んだ。

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