盛岡市上米内のJR山田線上米内駅で4日、駅開業100年を祝う記念式典が行われた。地元主体で記念事業を企画。さんさ踊りなどが会場を盛り上げ、住民は記念の小旗を振って駅に到着した列車を出迎えた。
式典では、庄ケ畑(しょうがはた)郷土芸能振興会などがさんさ踊りを披露。駅舎内には漆関連グッズが展示され、駅前の工房「ゆいっこ米内村」ではそばや芋の子汁が販売された。
3日からの記念事業は、地元住民による実行委が主催。
JR盛岡支社の久保公人(きみと)支社長は「上米内駅は地元の『残したい』という声を受けて、生まれ変わった先駆的な駅。ローカル線は日常利用をどう増やすかが鍵。地元と情報交換し維持の形を考えたい」と語る。
記念事業は5日の午前10時から午後3時まで。