全国高校選抜ソフトボール長崎県予選 男子・大村工が2年ぶりV 女子は向陽など4強

【男子決勝、佐世保西-大村工】5回を被安打0で無失点の好投を見せた大村工の池田=諫早市なごみの里運動公園

 ソフトボールの第42回全国高校選抜大会長崎県予選第1日は4日、諫早市なごみの里運動公園で男子の1回戦と決勝、女子の準々決勝までが行われ、男子は大村工が2年ぶり17度目の優勝を果たした。大村工は全国大会(来年3月・山口)に出場する。
 男子決勝の佐世保西-大村工は、大村工が一回2死一、三塁から暴投で先制。二回に大島、池田の連打から犠打で1死二、三塁として、遠藤の適時打などで2点を追加した。三回は大島の中越え2ランで5-0。五回に大島の犠飛、豊村の適時打で2点を加え、コールド勝ちした。先発池田は5回を無安打と好投した。
 女子は長崎商、壱岐・壱岐商、長崎女、向陽が4強入りした。
 最終日は5日、同公園で女子の準決勝(9時)、決勝(12時)を実施する。

◎大村工 エース池田、佐世保西を零封
 男子は全国3冠(全国選抜大会、インターハイ、国体)を今季の目標に掲げる大村工が、2試合連続のコールド勝ちで9月の県新人大会に続いて優勝。佐世保西との決勝は、主将の岡が「(エースの)池田を中心に守備からリズムがつくれた」と振り返った通りに、堅守で快勝への流れをつくった。
 「しっかり腕が振れていた」という池田が5回を無安打。3四球を許しただけで、ローライズが効果的に決まった。県新人大会決勝も先発したが、思い通りの投球ができずに途中降板。「球に自信がなく、逃げていた」と反省し、今回は「自分が投げて勝たせたかった。向かっていけた」と納得の75球だった。
 全国選抜大会は3連覇が懸かる。地元開催だった今春の選抜で連覇を経験している岡は「全国で一番になるのは簡単じゃない。体をつくり、技術面、チーム力を引き上げて自信を持って挑みたい」と最初の目標に向けて成長を誓っていた。

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