三菱重工6位 九州実業団毎日駅伝 15年連続で全日本へ

第2中継所、三菱重工の2区コリル(右)から3区的野へたすきリレー=北九州市内

 陸上の第60回九州実業団毎日駅伝は3日、黒崎播磨陸上競技場inHONJO発着コース(7区間80.2キロ)で行われ、長崎県勢は三菱重工が3時間56分47秒で6位に入り、15年連続28度目となる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝=来年1月1日・群馬)の出場権を獲得した。黒崎播磨が3時間53分11秒で2年連続2度目の優勝を飾った。
 上位8チームにニューイヤー駅伝出場権が与えられるレース。今年はパリ五輪マラソン代表選考レース「グランドチャンピオンシップ」(MGC)が先月中旬に開催されたため、選手の負担を考慮して、MGC出場選手が所属する三菱重工など7チームは「完走すれば代表権獲得」という特例措置が設けられた。
 オープン参加を含む20チームがエントリー。三菱重工はMGCに出場した井上、山下らを外したメンバーで臨んだ。
 レースは黒崎播磨が1区田村、2区シトニックの連続区間賞で先行すると、一度も先頭を譲らすにゴール。6区大六野が区間新をマークした旭化成Aが2位に続いた。
 三菱重工は1区吉岡が首位と1分40秒差の10位でスタートすると、2区コリル、3区的野がいずれも区間3位の好走で5位まで浮上。その後も安定したリレーで、手堅く代表権をつかんだ。


© 株式会社長崎新聞社