連休明けは発達する低気圧や前線が接近 警報級の大雨・暴風・高波のおそれ 交通影響への懸念も

 3連休最終日のきょう5日(日)午後は、九州から東北南部の太平洋側を中心に急な雨の可能性がある。特に夕方以降は雨足が強まる所もある見通し。
 また、連休明けのあす6日(月)からあさって7日(火)にかけて、発達する低気圧や前線が日本付近を通過するため、西日本から北日本の広い範囲で荒れた天気となりそうだ。警報級の大雨、暴風や高波となるおそれがあり、交通機関に影響が出る可能性もある。

きょう5日(日) 季節外れの暑さと急な雷雨に注意

 3連休最終日のきょう5日(日)も晴れ間が出て、東海から西では11月としては記録的な暑さとなる見通し。また、西から前線を伴った低気圧がゆっくり近づいており、この低気圧に向かって、南からは湿った空気が流れ込みそう。湿った空気の影響を受けやすい九州から東北南部の太平洋側を中心に、晴れ間があっても急な雨の可能性がある。
 特に夕方以降は四国や九州で雷を伴い、雨足が強まるおそれがある。大気の状態が非常に不安定となるため、落雷、竜巻などの激しい突風などにも注意が必要だ。

あす6日(月) 局地的には非常に激しい雷雨に

 連休明けのあす6日(月)午前にかけても、湿った空気の影響で西日本から東日本の太平洋側を中心に雨が降りやすい見通し。
 午後になると、西から前線や低気圧が発達しながら近づくため、西日本では激しい雷雨になりそうだ。局地的には短時間で1時間に50ミリ以上の滝のような非常に激しい雨が降るおそれがある。

東~北日本 7日(火)暗い時間帯に大雨のおそれ

 前線や低気圧はあさって7日(火)午前にかけて日本付近を通過する見通し。東日本や北日本は日付が変わるころから朝にかけてと、暗い時間帯に大雨となるおそれがある。低い土地の浸水、河川の増水や土砂災害などに注意が必要だ。
 特に北日本を中心に風も強まりそう。北海道で予想される最大瞬間風速は、あす6日(月)は30メートル、あさって7日(火)は25~35メートルの見通し。波の高さは4~5メートルと海はしけそうだ。強風や高波などにも十分注意したい。

 警報級の大雨、暴風や高波となるおそれもあり、北日本を中心に交通機関に影響が出る可能性もある。今後も最新の気象情報と交通情報に気を付けた方がいいだろう。

(気象予報士・鈴木悠)

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