立民・福山氏、京都市長選で前原氏に不満 「なぜ心変わりしたのか」

福山哲郎氏

 来年2月の京都市長選で、国民民主党京都府連の前原誠司会長が「野党第1党の党首(泉健太氏)のお膝元で、自民、公明と組むのは理解できない」として国政与野党相乗りを決めた立憲民主党の対応を批判したことに対し、立民府連の福山哲郎会長は5日、「理解しにくい」と不満をあらわにした。

 同日夜、報道陣の取材に答えた。福山氏はこれまでの京都市長選、府知事選で前原氏の国民も自公と一緒に現職を支援してきた経緯を指摘し、「なぜ心変わりしたのか」と疑問を口にした。

 次期市長選では自、立、公の推薦で元民主党参院議員の松井孝治氏が立候補する見通し。「前原さんの盟友である松井さんが市政のために力を尽くしたいと言っている。一緒にやってきた仲間なのに(前原氏の)話は理解しにくい」と語った。泉氏への批判にも「民主、民進党の大幹部もされていたのに、泉代表に対する批判は理解しにくい」と述べて、苦言を呈した。

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