小芝さん「じっくり見て」 映画「レディ加賀」試写会

フォトセッションで笑顔で手を振る小芝さん(左から2人目)、雑賀監督(同3人目)ら関係者=加賀市文化会館

  ●市民向け試写会、サプライズ登場

 来年2月に公開される加賀温泉郷を舞台にした映画「レディ加賀」(北國新聞社特別協力)の加賀市民向け試写会は5日、市文化会館で開かれ、約500人がふるさとで撮影された若女将(わかおかみ)の奮闘記に引き込まれた。舞台あいさつでは、主演の俳優小芝風花さんがサプライズで登場。撮影中、毎日宿舎で温泉に入ったことを紹介し「近所の景色や顔見知りの人が出ているかもしれない。じっくり見て楽しんでもらえればうれしい」と呼び掛けた。

 映画には小芝さんのほか、俳優の檀れいさん、森崎ウィンさん、青木瞭さん、佐藤藍子さんらが出演し、加賀市内3温泉や金沢市の金沢城公園などで撮影された。若女将らが温泉街の活性化を目指す物語で、着物姿のタップダンスが見どころの一つとなる。

 雑賀(さいが)俊朗監督は「ここから全国にレディ加賀旋風を巻き起こしたい」と強調。「母と娘の愛情物語、人の成長、若女将の奮闘といろんなものを詰め込んだ」とアピールした。

 冒頭、宮元陸市長があいさつ。金沢市出身で母親が加賀市片山津出身の村田徹プロデューサーは「全国を元気にしてくれる映画。加賀を世界にアピールしたい」と意気込んだ。

 映画は北陸新幹線敦賀開業を控えた来年2月2日から石川県内で先行公開され、同9日に全国公開される。

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