「SDGs考え、自分らしく」 とちぎの未来絵画コンクール知事賞に津田小・湯澤くん

県知事賞を受賞した湯澤君(右)と全受賞作がラッピングされた車=5日午前、宇都宮市インターパーク6丁目

 とちぎの未来絵画コンクール2023(下野新聞社主催、栃木トヨタ自動車特別協賛)の表彰式が5日、宇都宮市インターパーク6丁目のミナテラスとちぎで行われた。最優秀賞の県知事賞には鹿沼市津田小4年湯澤智遥(ゆざわともはる)君(10)が選ばれた。

 「とちぎを走る未来のクルマ」をテーマに募集し、県内の児童らから過去最高となる522点の応募があった。審査の結果、計9人が優秀賞の県教育長賞などを受賞した。

 湯澤君の作品は「とちぎ県サンダー(産だー)カー」。学校で学んだ持続可能な開発目標(SDGs)に着想を得て、雷のパワーを再生可能エネルギーに変えてカンピョウやイチゴの生産などに生かすことができる車を描いた。湯澤君は「SDGsのことをちゃんと考えて自分らしく描けた。受賞できてうれしい」と喜んだ。

 全受賞作がラッピングされた車両は栃木トヨタ自動車の県内複数の店舗で巡回展示される。

 他の受賞者は次の通り。

 県教育長賞 田口晃太郎▽栃木トヨタ自動車賞 熊倉悠太、大出紗里奈、松本稔陸▽下野新聞社賞 有田悠人、高田凌玖、高田遥蒼▽審査員特別賞 高田怜蓮

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