カブスがメッツ・アロンソ獲得を狙う可能性 米メディアが伝える

カブスは今オフ、自軍からFAとなったコディ・ベリンジャーとの再契約を目指す方針だが、争奪戦によってベリンジャーの価格が高騰した場合、別の方法でベリンジャーの穴埋めをしなければならない。「ジ・アスレチック」のパトリック・ムーニー記者は、カブスがフアン・ソト(パドレス)またはピート・アロンソ(メッツ)の獲得に乗り出す可能性を指摘。両選手について「彼らのいずれかを獲得することはカブスのチーム状況に合っている」としている。

カブスは先日、ソトの獲得に興味を示していることが報じられた。ソトとアロンソはいずれも球界屈指の実力者だが、ともにFA前のラストイヤーを迎えるため、トレードで獲得する際に莫大な対価を必要としないことが予想される。もちろん、ベリンジャーとの再契約に失敗したあともFA市場での強打者獲得を目指す可能性もあるが、トレードでの補強に方向転換する可能性も捨てきれない。

ムーニー記者がトレード成立のキーマンに挙げるのがクリストファー・モレルだ。モレルに興味を示すチームは多く、今夏のトレード・デッドラインでカブスが売り手に回る可能性もあったため、なかにはモレルのスカウティングをすでに済ませているチームもあるという。パドレスもメッツも長期的なチーム再建に乗り出すわけではなく、主砲を放出するのであれば、その穴埋め役が必要。メジャー2年目の今季、26本塁打を放ち、内外野のあらゆるポジションを守れるうえに、2028年シーズンまであと5年も保有できるモレルは極めて魅力的な存在だろう。

今季惜しくもポストシーズン進出を逃したカブス。2020年以来のポストシーズン進出を果たすために、ベリンジャー退団による戦力ダウンは避けたいところだが、投手補強も必要という状況のなか、山本由伸(オリックス)や今永昇太(横浜DeNA)の獲得に乗り出す可能性も取り沙汰されている。補強ポイントは多いが、ジェッド・ホイヤー編成本部長はどんな動きを見せるのだろうか。

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