どれも街着に使える!今季「欧州5大リーグ」最高のPUMAユニフォーム5選

イングランド、スペイン、ドイツ、フランス、イタリアの欧州サッカー5大リーグ。

ユニフォームのサプライヤー(スポーツ用品メーカー)も様々な企業が集い、群雄割拠といった様相を呈している。

ここではその中から、ドイツのスポーツブランドPumaによる各リーグ最高の「Pumaユニフォーム」をご紹介したい。

今季のPumaユニフォームにはデザイン性の高いものが多く、街着向きという点ではadidasやNike以上といっても過言ではない。

バレンシア

バレンシア 2023-24 Puma ホーム ユニフォーム

リーグ:ラ・リーガ(スペイン)

今季のホームユニフォームは伝統のホワイトを基調色に使うが、どことなくいつものバレンシアとは異なる雰囲気が漂う。

このデザインはバレンシアの街が面する地中海と、そのライフスタイルに触発されたもの。ポロ襟がカジュアルなデザインはビーチファッションを意識したものだろう。それはキービジュアルからも読み取れる。

襟のストライプや袖口を彩るサンドベージュは海岸の砂浜を表現。2本のストライプを走らせる黒い襟にレトロを感じる。Puma社の最新テクノロジー“ULTRAWEAVE”を搭載し、モダンとクラシックが融合した一着だ。

マルセイユ

マルセイユ 2023-24 Puma アウェイ ユニフォーム

リーグ:リーグ・アン(フランス)

今季のマルセイユは一味違う爽やかさを全面に押し出したデザインを採用となった。アウェイユニフォームは港町マルセイユの海をテーマにダークブルーで彩る。

地中海の波を思わせるウェーブ状のラインは、同時に海底の地形を表す等深線を連想させる。夏の街着に最適なデザインだ。

胸のスポンサー企業は23-24モデルから地元マルセイユの物流企業「CMA CGM」に変更となった。22-23シーズンまでの「CAZOO」は経営上の問題により、サッカー界からほぼ撤退状態となっている。

ボルシアMG

ボルシア・メンヘングラートバッハ 2023-24 Puma ホーム ユニフォーム

リーグ:ブンデスリーガ(ドイツ)

日本代表DF板倉滉が所属するボルシア・メンヘングラートバッハは、クラブが黄金期を築いた1970年代のユニフォームにインスピレーションを得たクラシックなスタイル。

デザインはクラブの黄金期である70年代をイメージしつつ、90年代のキットへのオマージュも含まれるという複雑なデザイン構成。ポロ襟と袖口に配したストライプがさり気なくオシャレだ。

1970-71から79-80シーズンのボルシアMGは、ブンデスリーガ4回、UEFAカップ2回、DFBポカール1回と数多くのタイトルを獲得。ドイツの強豪として世界にその名を轟かせ名門としての地位を築いた。

今回のデザインには、輝かしき時代の記憶が重なる。

マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティ 2023-24 Puma ホーム ユニフォーム

リーグ:プレミアリーガ(イングランド)

欧州王者マンチェスター・シティは、明るめのスカイブルーを基調にストライプを落とし込むデザイン。どことなくクラシックな雰囲気を漂わせつつ、近年では最も爽やかでオシャレな印象を受ける。

今回のデザインは、本拠地「エティハド・スタジアム」の2003年の開場当時に着ていたReebok製2003-04シーズンモデルにインスピレーションを得ている。

現在のスタジアムは2003年に「シティ・オブ・マンチェスター・スタジアム」として誕生し、2011年にエティハド航空が命名権を取得して現在の名称に変更となっている。

シャツの前面に落とし込まれた4本のストライプは、このスタジアムの象徴的な“螺旋状のスロープ”を表現したものだ。

ミラン

ミラン 2023-24 Puma アウェイ ユニフォーム

リーグ:セリエA(イタリア)

今季のアウェイユニフォームは少し懐かしいユニフォームの要素を取り入れたデザイン。伝統的なホワイトを基調とし、エンブレム側にレッドとブラックのストライプを走らせる。

シャツ全体を覆うウェーブ状のグラフィックは、胸のエンブレムをモチーフにミラノの伝統的なファッションスタイルでアレンジしたもの。常にフットボールとファッションがその中心に存在する都市ミラノのチームらしいデザインとなっている。

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今回の特徴である2色の垂直ストライプは、過去30年間で2度しか登場していないレアデザインだ。

過去に使われたのは、リベリアの怪人と呼ばれたジョージ・ウェアが強烈な存在感を放った1995-97シーズンと、ズラタン・イブラヒモヴィッチがアイコンとして君臨した2011-12シーズン。今回のアウェイユニフォームは11-12モデルを強く意識したように見える。

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