大学ゴルフ頂点へ調整 7日から片山津GC西コースで常陸宮杯

グリーンの感触を確かめる金沢学院大の選手=加賀市の片山津ゴルフ倶楽部西コース

 常陸宮(ひたちのみや)杯第2回全日本大学選手権・常陸宮妃杯女子選手権(北國新聞社特別協力)は7日、加賀市の片山津ゴルフ倶楽部(くらぶ)西コースで開幕する。6日は男子の練習ラウンドが行われ、選手約120人が本番を見据えて調整を重ねた。

 強風が吹き付ける中、午前7時半から団体戦メンバーが計18ホールを回り、ティーグラウンドやグリーンの特徴をつかんだ。

 開催地域枠で出場する金沢学院大の松居大五主将(4年)は、「風が強くてグリーンに乗せていくのが難しい」と苦労した練習を振り返りながらも、「予選通過はもちろん、個人でも上位を狙っていきたい」と意気込んだ。

 金沢学院大は今月1~4日に西コースで合宿を行い、大舞台へ腕を磨いてきた。阿久根公生総監督は「選手にとってはホームコース。地の利を生かせばチャンスはある」と話した。

 昨年の団体男子を制した日大や東北福祉大、大阪学院大など強豪校も参加。前回2位に終わった東北福祉大4年の岡田晃平主将は「蟬川(泰果)さんら先輩方から今年の優勝を託されている」と力を込めた。

 7日から4日間の日程で行われる大会は皇族から下賜された杯を競う大学史上初の公式戦で、男子は23大学、女子は16大学が出場する。2年目の開催となる今回から個人でも男子に常陸宮杯、女子に常陸宮妃杯を贈る。

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