身の危険を感じた時の駆け込み先は? 小学生が「こども110番のいえ」の場所確認

大井小の校区内にある「こども110番のいえ」を確認する児童ら(亀岡市大井町)

 京都府亀岡市大井町の大井小学校の校区内で11月3日、1~6年生と保護者約140人が「こども110番のいえ」を回り、身の危険を感じた時の駆け込み先になる場所を確かめた。自宅から学校に向かいながら、各箇所で記念のシールを受け取った。

 同小学校PTAが、新型コロナウイルス感染拡大で薄れた地域とのつながりを強め、児童の安全対策につなげようと企画。平日の日中に駆け込んでも、誰かがいることが多い10カ所を選び、2カ所以上を訪れるようにした。

 船越豆腐店では、児童らが入り口脇に張られた110番のいえを示すプレートを見つけると、付き添いの母親らが「ここにあったのを知ってた?」などと声をかけた。6カ所を訪れた同小6年の男子児童(11)は「110番のいえは逃げ込み先と知っていたけど、回ってみて身近になった」と話した。

 同小学校では、京都府警亀岡署による登下校の安全教室も開かれた。

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