日本周辺海空域で行われる海上自衛隊の共同演習に参加するオーストラリア海軍とカナダ海軍の艦船計3隻が6日までに、長崎県の佐世保に寄港した。燃料などの補給と乗組員の休養が目的とみられる。
佐世保市によると、オーストラリア海軍は、補給艦ストルワート（ミレ・マドラック艦長、約100人乗り組み）と駆逐艦ブリスベン（バーナード・ドブソン艦長、約200人乗り組み）の2隻。4日に入港し、8日に出港予定という。佐世保への寄港は初めて。米軍の動向を追うリムピースによると、カナダ海軍はフリゲート艦バンクーバー。
共同演習は10日に始まり、日本など5カ国が参加する。リムピースの篠崎正人編集委員は「北朝鮮への制裁監視のほか、海洋進出を強める対中国の枠組みでの演習ではないか」と述べた。
