岡山市、孫の育休制度を来春新設 通算6カ月の取得可能

 岡山市は7日、職員が孫の育児をサポートするための休暇制度を来年4月から新設すると発表した。無給だが、孫が3歳になるまでに通算6カ月、最大2分割で取得できる。子育て世代だけでなく祖父母世代にも支援を拡大することで「共働き・共育て」を推進する。

 2031年度までに定年が65歳まで引き上げられるのに伴い、在職中に孫を持つ職員が増えると想定。市によると、遠方で暮らす孫の育児支援などのためにやむを得ず離職するケースがあり、長期的に取得できる休暇にニーズがあるという。

 記者会見した大森雅夫市長は「優秀な職員を失いたくないとの思いもある」と強調した。

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