日本時間11月８日、MLB公式サイトでは58人の記者による投票で大物ＦＡ選手の移籍先予想を実施した。その結果、大谷翔平はドジャース、山本由伸はメッツ、李政厚（イ・ジョンフ）はジャイアンツへの移籍を予想する記者が最も多かった。ほかの大物ＦＡ選手では、ブレイク・スネルがカージナルス移籍、コディ・ベリンジャーがヤンキース移籍、ジョシュ・ヘイダーがレンジャーズ移籍、アーロン・ノラはフィリーズ残留を予想されている。
特集記事の執筆を担当したマニー・ランダワ記者によると、大谷の移籍先予想はドジャースが圧倒的人気で、２位のジャイアンツに大差をつけていたという。ドジャースは大谷に対して総額５億ドルを超える大型契約をオファーするとみられており、南カリフォルニアに本拠地を置くという地理的条件を考えても最有力候補であることは間違いない。ドジャースとジャイアンツ以外には、マリナーズ、エンゼルス、レッドソックス、レンジャーズ、メッツ、ヤンキースにも票が入った。
山本はメッツへの移籍を予想した記者が圧倒的に多く、これが実現すれば、千賀滉大と先発１～２番手を形成することになる。メッツ以外には、ヤンキース、ジャイアンツ、ドジャース、レッドソックス、マリナーズ、カブス、パドレス、カージナルスが得票した。
韓国球界からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指すイ・ジョンフはジャイアンツ移籍を予想した記者が最も多かった。今季20本塁打以上の打者、OPS.800以上の打者がいずれも１人（ともにウィルマー・フローレス）しかおらず、好打者の補強が急務というチーム事情がある。しかし、ジャイアンツ以外にも12チームに票が入っており、大谷や山本に比べると、有力な移籍先が定まっていない印象だ。
スネルはカージナルスが１票差でドジャースを上回り、最多得票に。ベリンジャーもヤンキース移籍を予想した記者のほうがカブス残留を予想した記者より１人だけ多かった。ヘイダーはブルペンに不安を抱える今季王者レンジャーズが獲得するとの予想。ノラは過半数の記者がフィリーズ残留を予想した。
それ以外では、エデュアルド・ロドリゲスがタイガース残留、ソニー・グレイがツインズ残留、ジョーダン・モンゴメリーがレンジャーズ残留との予想。マット・チャップマンはヤンキースへの移籍を予想した記者が最も多かった。
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