空から見る紅葉の名所 広島県の最新紅葉情報

これから本格的なシーズンを迎える紅葉についてお伝えします。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「紅葉シーズン到来です。広島県内最新の紅葉情報をヘリコプターに乗って空からお伝えします」

◆帝釈峡◆
神石高原町と庄原市の東城町にまたがる峡谷、帝釈峡にやってきました。木々は全体的に黄みがかかっていますが、ところどころ黄色やオレンジの鮮やかな木も見てとれます。全長およそ18km、国の名勝にも指定される景勝地です。

「神龍湖」は紅葉を楽しむ名所となっていまして、水面に映る色が美しく、人気の紅葉スポットです。きょうも遊覧船が走る様子が見てとれますが、水面から見る紅葉も絶景でしょうね。

◆温井ダム◆
帝釈峡から西へ進んで、安芸太田町にやってきました。こちらアーチ型としては西日本一の高さを誇る温井ダムです。ダム湖の「龍姫湖」にはカヤックを楽しめる日もあるそうです。まわりは紅葉の名所となっていまして、全体的に黄みや赤みが色づいていますね。

◆三段峡◆
三段峡上空へとやってきました。紅葉は今まさに見ごろを迎えているということなんですが、全体的にこちらも全体的に黄みがかっている様子がうかがえます。全長およそ16km、国の特別名勝にもなっている峡谷、三段峡です。こちらは三段滝です。南の正面口から北へと進んできましたが、奥へと進むにつれ、色づきが濃くなっているのが見てとれます。鮮やかな黄色やオレンジが増えてきました。

◆宮島◆
宮島上空にきています。人気の紅葉スポット・紅葉谷公園がありますが、少しずつ色づき始めている様子ですね。まだ真っ盛りとはいえませんが、こちら見頃を迎えると特に来島者も多くなって、人出が増える宮島です。宮島・弥山の展望台が見えてきました。展望台には、多くの人が集まっているのが見受けられます。宮島の色づき具合は3割から4割くらいだということなんですが、例年通りに色づきは進んでいるようで、来週の中頃には見ごろを迎えるということです。

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青山高治 キャスター
今月はじめは県内各地で夏日となり、記録的な暑さでしたが、8日朝は冷え込みが強まりました。今後、季節はずれの暑さは収まり、南部の紅葉も色づきが増しそうです。

広島県内の紅葉の名所です。地元の観光協会や観光施設に聞いたところ、帝釈峡・温井ダム・三段峡など県北部は今が見ごろというところも多く中には散り始めというところもあります。見ごろは今週末までといったところでしょうか。一方、宮島は色づき始めています。県南部は今月中旬から月末にかけて見ごろを迎えるのではないかということです。

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