加賀友禅のガラスパネルずらり 金沢・本多町3丁目にギャラリー

内装を確認する毎田健治さん(右)と仁嗣さん=本多町3丁目の毎田染画工芸

 加賀友禅の生地をガラスに熱圧着してパネルに仕上げた作品のギャラリーが8日、金沢市本多町3丁目の加賀友禅「毎田染画工芸」の2階にオープンした。加賀友禅ガラスパネルは友禅が汚れる心配がなく、紫外線で退色しにくいのが特長で、透明感を生かしたライトアップが可能。商業施設の装飾や個人宅のインテリアなど現代の生活空間に調和した活用を提案する。

 「Glass Yuzenギャラリー」と銘打ち、加賀友禅作家の毎田仁嗣さん(49)と父・健治さん(83)の身近な草木などをモチーフにした作品約50点が並ぶ。ガラスに熱圧着した生地は友禅流しの際に見られる色鮮やかさが現れるという。

 オープン記念展示会は23日まで。その後は予約が必要となる。

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