冬の高速道安全誓う 中日本高速 砺波ICで雪氷出陣式

 中日本高速道路金沢支社富山高速道路事務所の雪氷対策作業安全祈願祭と出陣式は8日、砺波市の北陸自動車道砺波インターチェンジ(IC)で行われ、約40人が冬季の高速道の安全確保を誓った。

 同事務所は今年度、滞留車両の早期救出へ、人力で移動できる中央分離帯開口部を新たに7カ所整備し、18カ所に増やした。雪道で走れなくなる車の発生を抑制するため、降雪時に路面の圧雪を防ぐ定置式溶液散布装置を東海北陸道城端サービスエリア付近1.1キロに設置するなど対策を強化した。

 雪氷対策期間は10日から来年4月15日まで。同事務所は北陸道小矢部IC―朝日IC間の84.3キロと東海北陸自動車道小矢部砺波ジャンクション―白川郷IC間の42.6キロを管轄し、130台の作業車両で対策に当たる。

 出陣式で三井貴行所長と県警高速隊の髙瀬次郎隊長があいさつ、おはらいを受けた除雪車に作業員が乗り込みデモンストレーション走行した。祈願祭では髙瀬神社の藤井秀嗣宮司が祝詞を奏上し、安全を祈った。

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