11月8日は「いい歯の日」 役目終えた歯に感謝 長崎・大光寺で供養祭

歯科衛生士の指導でブラッシングをする園児=長崎市、大光寺

 11月8日は日本歯科医師会が定める「いい歯の日」-。長崎市歯科医師会(貝通丸剛会長、317人)は同市鍛冶屋町の大光寺で8日、この1年に歯科医院で抜歯された歯や抜け落ちた乳歯に感謝と惜別の気持ちを表す「万歯供養」を開いた。
 1955年に始まり69回目で、4年ぶりに規模を戻しての開催。法要には歯科医師や歯科衛生士、境内にある慈光保育園の園児ら計50人が参列。市歯科医師会によると、1年間に市内で役目を終えた歯は3万5千本ほどで、その一部を祭壇に置いて供養した。
 貝通丸会長は「歯の健康を保つことで快適な食生活が楽しめ、健康的な生活ができると広く周知したい」とあいさつ。参列者の焼香に続き、園児たちが感謝と惜別の言葉でねぎらった。
 園児は歯科衛生士からブラッシング指導などを受け、むし歯予防のポイントを確認。吉田てぃなちゃん(6)は「新しく生えてきた大人の歯を大切に磨きたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社