島の特産品を買い物客へPR 長崎・五島海陽高生が販売実習

実習で五島の特産品を販売する五島海陽高生=長崎市浜町

 長崎県立五島海陽高(本村暢子校長、210人)の地域振興系列3年生が7日、長崎市浜町のアーケードで島外販売実習に取り組み、かんころ餅や五島うどんなど島の特産品を買い物客にアピールした。
 同系列3年生は4月から長期就業体験として、島内の事業所に週1回程度通っている。さらに、実習を通じてビジネスを実践的に学び、就職や進学に役立てる。具体的には、商品の選定や値段交渉などをして仕入れ、販売、決算までを担当する。
 この日は食品関連の事業所に通う12人が複合商業施設ハマクロス411前にブースを設置。定番特産品のほか、生徒が企画開発した「地鶏ラー油」などを販売し、自作ポップも使ってPRした。
 食品製造販売業ごと(五島市)で実習している樽角愛花さん(18)は「立ち止まる人はいるが、購入にはなかなかつながらない。想像以上に大変」と商売の厳しさを実感していた。

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