最優秀の寒河江など表彰 県高校新聞コンクール

6年連続最優秀賞に輝いた寒河江高をはじめ、入賞校に賞状や盾が贈られた=山形市・山形メディアタワー

 第45回県高校新聞コンクールの表彰式が8日、山形市の山形メディアタワーで行われた。6年連続最優秀賞に輝いた寒河江高新聞部をはじめ、入賞校に賞状と盾が贈られた。

 主催者を代表して県高校文化連盟新聞専門部の地主好部長(寒河江高校長)が「魅力ある新聞を作り続けることが、学校生活の充実などにつながる」とあいさつした。寒河江浩二山形新聞会長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)が、地方創生をテーマに山形新聞社が提唱する「1学級1新聞」の趣旨や、デジタルトランスフォーメーション(DX)による「新しい記者像」の構築に触れ、「時代の変化に敏感に反応しながら正確で有意義な情報を届ける手法を模索し、後輩に引き継いでほしい」と呼びかけた。

 審査委員長の渡部泰山東北芸術工科大特別講師は「若い感性で課題を捉えて行動に移す姿勢が、社会を良くするきっかけになる」と激励。地主部長が各校代表者に賞状などを手渡した。寒河江高新聞部の2年五十嵐穂南部長(17)は「記事の質と発行の早さを両立させ、先輩が築いた伝統を受け継ぐことができた。取材対象を地域にも広げ、7連覇を目指す」と話した。

 コンクールには10校から96点が寄せられた。式に続き生徒は山形メディアタワーを見学し、山形新聞の笹原健一整理部長から新聞作りのポイントを学んだ。

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