ものづくりの技、一堂に 山辺で11、12日に4企業・団体が出展

オリエンタルカーペットが秋の感謝祭で公開する大型手織りじゅうたんの製作風景=山辺町・同社

 じゅうたんメーカーのオリエンタルカーペット(山辺町、渡辺博明社長)による秋の感謝祭「山形ものづくりinやまのべ」が11、12日の両日、同社で開かれる。村山地域でものづくりに関わる4企業・団体が自社の技術や製品を出展し、同社は19年ぶりという大型手織りじゅうたんの製作現場を公開する。

 同社は個人向けブランド「山形緞通(だんつう)」で知られる。大型手織りじゅうたんの大きさは87平方メートルで、国内で大型じゅうたんを一貫製作できるのは同社のみ。職人の手仕事を間近に見学できる貴重な機会となり、社員がその製作方法や特長を解説する。さらに、建築家の隈研吾氏、デザイナーの皆川明氏らとコラボして製作した作品など大小さまざまな商品も展示販売する。

 ほかに佐藤繊維(寒河江市)がニット製品、山本製作所(天童市)がペレットストーブ、県産業技術振興機構(山形市)が有機EL照明製品を紹介し、本県製造業界が世界に誇る技術に理解を深める機会になる。また、舞米豚の加工品、ジャンボスイートポテト、鯉(こい)の甘煮、棚田米(11日のみ)など食品も販売する。

 入場無料で、時間は両日とも午前9時~午後5時。問い合わせはオリエンタルカーペット023(664)5811。

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