「完全なジェノサイド」ガザ侵攻に抗議 市民らが即時停戦求め緊急集会「子ども殺すな」「攻撃やめて」

JR草津駅東口デッキでシュプレヒコールをあげる緊急集会の参加者たち(9日午後7時半、草津市渋川1丁目)

 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に抗議する緊急集会が11月9日夜、滋賀県草津市のJR草津駅東口デッキで開かれた。参加者は通勤通学客らに「完全なジェノサイド(民族大量虐殺)だ」「一刻も早くガザへの攻撃をやめさせよう」などと訴えた。

 「9条改憲NO!市民アクション・滋賀」が主催し、市民団体や政党関係者など約80人が集まった。参加者たちは「子どもを殺すな」「ただちに停戦を!」などと書かれた横断幕を持ってデッキに立った。

 集会で参加者は「日本は戦後、パレスチナ問題に関して欧米と一線を画した独自外交を展開した実績がある。今こそこの経験を生かすことを呼びかける」「岸田首相はイスラエルを批判し、無差別攻撃をやめろと言わなければならない」などと強調し、シュプレヒコールを上げた。

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