【韓国】週52時間以上の労働、国民の6割「否定的」[経済]

韓国の労働組合2大ナショナルセンター(全国中央組織)の1つである韓国労働組合総連盟(韓国労総)が8日発表した調査結果によると、週52時間を超える労働時間の改編について国民の60%がワークライフバランスに与える悪影響を懸念している。

韓国労総が10月30~31日に全国の10~59歳の男女1,000人を対象に調査を行った。韓国政府が労働時間を週69時間まで拡大する政策改編を推進していることについて、「反対」が66.0%を占め、「賛成」は29.6%にとどまった。

労働時間が週52時間を超える場合、ワークライフバランスに与える影響については「否定的」が60%以上だった。労働時間を労使合意で調整できる柔軟な勤務制の拡大に対しては、「肯定的」が61.1%と「否定的」の33.3%を大きく上回った。

■13日にも労働時間の改編案発表

韓国政府は3月、残業などを制限する「週52時間労働時間制」を柔軟化する内容の労働改編案を発表した。これを受けて、韓国雇用労働省は6,000人以上を対象にアンケートを実施。調査結果を基に、13日にも労働時間の改編方案を発表する予定だ。

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