バレーボール・Vリーグ女子1部のプレステージ・インターナショナルアランマーレが11、12の両日、鶴岡市小真木原総合体育館で今シーズン初のホーム2連戦を迎える。チームが本拠地を置く酒田市の酒田光陵高の生徒は会場でマルシェを企画しており、準備を進めている。市内のスーパーには応援メッセージが掲げられ、地元の初戦で最高の船出ができるよう、「シップメイト」も臨戦態勢だ。
チームは一つの船に例え、ファンも乗組員の一員としてシップメイトと呼ぶ。同校ビジネス流通科の3年生39人はチームを運営するプレステージ・インターナショナルとの連携授業の一環で、シップメイトの輪を広げ、盛り上げようとマルシェを企画してきた。11、12の両日はチームカラーにちなみ、カボチャや柿などオレンジ色の農産物を販売する。地元の人たちの直筆メッセージを集めた横断幕も作り、会場に掲げる。同科のインスタグラム公式アカウントでは、選手紹介やホーム戦までのカウントダウンもしている。
小学生のころ、選手と試合会場へ入場する「キッズエスコート」を務めた経験がある阿部未麗さん(18)は「V1昇格のタイミングで関われることがうれしい。選手には横断幕を見て元気を出してほしい」と語った。
市内でスーパーを展開するト一屋(同市)みずほ通り店では、応援メッセージと選手の直筆サイン入りポスター、選手の写真が入った幕を掲げ、店全体でホーム戦を後押ししている。高橋弘営業課長は「開幕からV1の強さの洗礼を受けているが、徐々にスピード、パワーに慣れている。ホームで記念すべき1勝を挙げてほしい」と力を込めた。
プレステージ・インターナショナルはチームの公式SNSで、観戦初心者向けに応援の仕方を紹介している。