外食大手5社、人出回復で増収 3社増益、2社は黒字転換

 「すき家」や「はま寿司」を運営するゼンショーHDや日本マクドナルドHDなど外食大手5社の2023年9月中間期や1~9月期の連結決算が10日、出そろった。新型コロナの5類移行を受けて人出が回復し、全社が増収だった。人件費の増加などを受けて値上げする動きもあり、5社のうち3社は増益を確保し、残り2社は黒字に転換した。

 ゼンショーは9月中間期の売上高が前年同期比20.5%増の4526億円、純利益が約2.1倍の157億円だった。売上高の増加率は5社で最も大きかった。

 「牛角」などを展開するコロワイドは、9月中間期の純損益が前年同期の22億円の赤字から23億円の黒字に転換。すかいらーくHDも1~9月期の純損益が前年同期の46億円の赤字から45億円の黒字に。

 日本マクドナルドは1~9月期の売上高が9.0%増の5767億円、純利益が19.6%増の200億円だった。値上げや注文のデジタル化が業績に寄与した。

 「ケンタッキーフライドチキン」の日本KFCHDは9月中間期の純利益が44.8%増の17億円。

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