JR芦原温泉駅のアフレア飲食物販「いろはゆAWARA」どんな店が出店する? 11月18日のオープン前に内部公開

金しゃり亭で出される「越前がにの釜飯」(手前)などの料理=11月10日、福井県あわら市のJR芦原温泉駅西口のアフレア

 福井県あわら市のJR芦原温泉駅西口のにぎわい施設アフレアに11月18日開業する飲食物販スペース「いろはゆAWARA」の内覧会が、10日開かれた。木目調を意識した明るい店舗で、越前がになどを扱う和食店や同市名産とみつ金時をメインにしたスイーツ店が入る飲食ブースを設けた。また物販コーナーは、市内外から厳選した約600点の土産品や雑貨類をそろえている。

 「いろはゆAWARA」はアフレア1階北側で、面積は約230平方メートル。上部にちょうちん型の照明、温泉風呂を思わせるタイル張り壁面などを設け温泉地の“あわららしさ”をイメージ。「駅周辺の賑わい創出」「和心あふれる国際的な感幸地の創造」を店舗コンセプトとしている。

 飲食ブースは客層に合わせ三つのブランドを展開。県外観光客向けの「金しゃり亭」では、越前がにや三国産甘エビや福井サーモンなど福井の味覚を使った釜飯、ソースカツ丼、おろしそばなど福井尽くしのメニューがそろう。

 主に地元住民向けの「いろはゆ珈琲店」は味にこだわったコーヒー、ハンバーグやカレーなどの洋食を出す。「芋湯らり」は、とみつ金時を使ったジェラートやケーキが売りとなっている。

 物販ブースは、弁当やすし6種類を販売するほか、温泉まんじゅうや羽二重餅、越前そば、ごま豆腐など県内各地の土産物を厳選した。あわらの金津創作の森の作家による食器や竹細工、越前和紙の便せん、若狭塗の箸なども用意している。営業開始は午前8時~午後9時半。

 同店舗をめぐっては、昨秋、市が店舗運営の三丹本店(あわら市二面3丁目)と出店協議を一時打ち切る事態となり、今年3月のアフレアオープンに間に合わなかった。

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