昨年のワールドカップで準優勝となり、連覇は果たせなかったフランス代表。大会前にはキリアン・エムバペの南米軽視ともとれる発言が話題になった。
それは「僕らは常にハイレベルな代表戦をプレーしているというアドバンテージがある。たとえば、UEFAネーションズリーグとかね。W杯になれば、僕らは準備ができている。アルゼンチンやブラジルはそれがない。南米ではヨーロッパほどサッカーが進んでいない。だから、過去のW杯を見ると、常にヨーロッパ勢が勝っているんだ」というもの。
そうしたなか、狂犬と呼ばれた元ブラジル代表フェリペ・メロがエムバペをこき下ろした。
40歳になった彼はフルミネンセの一員として南米制覇を果たしたばかりだが、『TNT』のインタビューでこう話していたのだ。
「エムバペは馬鹿だ。俺からすれば、やつはバカたれ。
決勝で3ゴールを決めたが、優勝したのはアルゼンチンで、世界最高はリオネル・メッシだった。彼には学ぶことがたくさんある。
何度W杯を制したか分からない南米サッカーについて語ることはできない。
エムバペが何を言うか?彼はバロンドールを3~4度勝ち取るであろう偉大な選手だ。だが、黙っとけよ。
南米サッカーは基準だ。プレーや得点の仕方を心得た選手たちがいる。
幸運なことに彼が彼と対戦するチャンスはなかった。幸運なのは俺にとってなのか、彼にとってなのかは分からねぇけどな」
エムバペは偉大な選手としつつ、南米サッカーを軽んじる発言は許せない思いが強いようだ。
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最後の言葉は対戦していたら削っていたということだろうか…。