ドジャースが強打のテオスカー・ヘルナンデスに興味 今季26本塁打

「大谷翔平の獲得」と「先発投手の補強」が今オフの優先課題となっているドジャースだが、ジェイソン・ヘイワードとデービッド・ペラルタがFAとなったため、外野手も補強ポイントとなっている。ヘイワードと再契約を結ぶ可能性も取り沙汰されているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨ記者によると、ドジャースはマリナーズからFAとなったテオスカー・ヘルナンデスの獲得に興味を示しているようだ。

現在31歳のヘルナンデスはドミニカ共和国出身の強打者。ブルージェイズ時代の2021年には打率.296、32本塁打、116打点、OPS.870というキャリアハイの数字を残してオールスター・ゲームに選出され、2020~21年に2年連続でシルバースラッガー賞を受賞している。

マリナーズに移籍した今季は自己最多の160試合に出場し、打率.258、26本塁打、93打点、OPS.741を記録。FAを控えたシーズンということで気合いが空回りしたのか、同僚のエウヘニオ・スアレスに次いでワースト2位となる211個もの三振を喫した。マリナーズは今オフ、コンタクト能力の高い打者の獲得を狙っており、粗い打撃が目立つヘルナンデスにはクオリファイング・オファーを提示しなかった。

ドジャースのヘルナンデス獲得は、ペラルタとヘイワードが抜ける外野の穴を埋めるだけでなく、J・D・マルティネスに代わる「右の強打者」という意味合いもある。今季1年契約で加入したマルティネスは打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893という期待通りの活躍を見せたが、ドジャースが大谷を獲得するためにはDHの枠を完全に空けておく必要があるため、クオリファイング・オファーを提示されなかった。もしドジャースが大谷獲得に失敗した場合は、マルティネスとの再契約に動く可能性があるとみられている。

なお、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、ヘルナンデスをFA選手ランキングの12位と評価しており、予想契約規模は4年8000万ドル。3人のライターのうち2人がエンゼルス移籍を予想している(残りの1人はホワイトソックス)。

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