「きものの日」19日、栃木でイベント 初サミット、蔵の街散策も 着物が似合う街をPR 

「小江戸とちぎ きものの日」のチラシ

 【栃木】市内で19日、「きものの日」にちなんだイベントが開かれる。市と結城紬(つむぎ)の生産地である小山市、茨城県結城市の3市が着物文化を紹介する「第1回北関東きものサミット」や、着物姿で蔵の街の散策を楽しむ恒例イベントを企画。両イベントを主催する実行委員会の石原哲範(いしはらてつのり)委員長(75)は「着物を着て参加してもらい、着物が似合う街としてPRしたい」と話している。

 イベントは一般社団法人全日本きもの振興会が定める「日本きものの日」(11月15日)にちなみ実施する。

 初開催のきものサミットは午前10時から、入舟町の市市民交流センターで開かれる。大川秀子(おおかわひでこ)市長と小山市、茨城県結城市の担当職員が出席し、各市の着物文化を紹介したり意見交換したりする。その後、落語家桂右女助(かつらうめすけ)さんが着物を題材に講演する。参加無料。

 市中心部では着物を着て街歩きをするとさまざまな特典が受けられる「第5回小江戸とちぎ きものの日」が開かれる。

 蔵の街遊覧船の無料乗車や飲食店約40店で割引などのサービスが受けられる。受付時間は午前10時~午後3時。参加費は千円。着物をレンタルする場合は別途3300円で、各自予約が必要。旧金澤呉服店では、栃木工業高写真部員によるフォトサービスもある。

 とちぎ山車会館前広場では、着物に似合う和小物の販売やキッチンカーの出店が予定されている。

 (問)実行委員会事務局(市観光振興課内)0282.21.2374。

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