男子・長崎工、女子・諫早V フェンシング長崎県高校新人大会

【フェンシング男子フルーレ団体決勝、長崎工―諫早商】攻め込む長崎工の四元(左)=諫早商高体育館

 長崎県高校新人大会は11日、各地で2競技が行われ、フェンシングのフルーレ団体の男子は長崎工がV2、女子は諫早が制した。来年3月の全国選抜大会は前年度に続いて島原市で開催されるため、両校は地元枠で出場権を得た。
 フェンシングのフルーレ個人の男子は四元暖(長崎工)、女子は橋本結衣(諫早)が優勝。そろってフルーレ団体と合わせて2冠に輝いた。
 新体操団体は昨年出場していなかった長崎女が18.600点で2年ぶりに県王座に返り咲いた。個人総合は神原由奈(長崎女)が制した。

◎諫早、二枚看板けん引 長崎工、実力発揮し快勝

 3校がリーグ戦で競ったフェンシング女子フルーレ団体は、諫早が諫早商に競り勝って全国切符を獲得。1勝同士で迎えた最終戦は、10点以上のリードを終盤に追い上げられたが、最後は主将の橋谷が2点差で振り切った。橋谷は「みんながつないでくれたから絶対に勝ちたかった」と感極まっていた。
 身長172センチの橋谷、今大会のフルーレ個人を制した橋本の二枚看板がけん引した。今春の全国選抜大会はエペ団体、サーブル団体に出場。今回は春に唯一出場できなかったフルーレで代表権を手にした。橋本は「今回のいい部分も悪い部分も糧にしたい」と地元開催の大舞台に向けて気持ちを新たにしていた。
 男子のフルーレ団体は、夏のインターハイで8強入りした長崎工が快勝。四元澪監督の下で強化が進んでおり、インターハイ個人で銅メダルをつかんだ弟の四元暖を筆頭に、メンバーも充実してきている。主将の八木は「選抜4強、夏は日本一」と大きな目標を掲げていた。

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