「“一緒に”は我々の合言葉」首位堅持のインテル、モチベーター指揮官は自信を抱く「困難など百も承知」

人望の厚い指揮官として知られるシモーネ・インザーギ[写真:Getty Images]

インテルのシモーネ・インザーギ監督がフロジノーネ戦を振り返った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

12日、セリエA首位のインテルはホームでフロジノーネに2-0と勝利。前半終盤の43分にDFフェデリコ・ディマルコがハーフウェイラインから左足でスーパーロングシュートを叩き込み、後半頭の48分にMFハカン・チャルハノールがPK弾を突き刺した。

この結果、2位ユベントスもカリアリを下したなか、勝ち点「2」差をキープし、首位を堅持。インターナショナル・マッチウィーク明けの26日には、敵地アリアンツ・アレーナでいよいよ直接対決だ。

試合後、インザーギ監督は『DAZN』のインタビューで「ディマルコのゴールは世界中に伝わるスーパーゴール。その後、マルクス・テュラムの素晴らしいアクションがPKを呼び込んだ。ディマルコの披露した弾道は彼の資質を表しているし、あんなの滅多に見られない…今日のような活躍を続けてほしいね」と、ゴールを生んだ選手たちを称えた。

また、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準優勝を経て、今季はセリエA首位、CLでも2試合を残してラウンド16進出決定と、順調に歩みを進めている印象のインテル。指揮官の言葉には自信がみなぎっている。

「我々は大きな自信を抱いている。7月13日(今季の始動)以来、常に一緒に頑張ってきたんだ。“一緒に”は我々の合言葉と言えよう。我々は“一緒に”長い旅を戦う集団であり、道中の困難など百も承知だ」

「同時に、我々は整備されたチームであり、選手たちのパフォーマンスのおかげでタイトル獲得の有力候補だと認識されていることも理解している」

「インテルは大金持ちのクラブではないが、それでも十分なほどに裕福だと言える。夏のマーケットでの振る舞いがそれを証明しているはずだ。したがって、我々には大きな責任が伴う。観客席から、家から、我々をサポートしてくれている者たちのため、フィールドで全力を注ぐのだ」

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