高齢者住宅で裸を写真撮影 新潟県上越市、虐待と認定

 新潟県上越市のサービス付き高齢者住宅「やさしえ国府」の職員が、ほぼ裸の状態の入居者を携帯電話で写真撮影し、同僚に見せていたことが13日、市への取材で分かった。市は心理的虐待や性的虐待に当たると認定。運営会社「やさしい手」(東京)は改善に向けた計画書を市へ提出した。

 市によると、職員3人が8月、自室からいなくなった入居者を別室で発見。裸に近い状態だったのを、1人が携帯電話で撮った。その後、3人のうち1人と別の職員が、入居者を自室に誘導する際に防犯カメラに写っていた映像を他の職員に見せていた。

 運営会社はホームページで謝罪。「信頼回復に努める」とするコメントを掲載した。

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