香港警察は13日、九龍地区・深水ホ（ホ＝つちへんに歩）の時計店で1991年に発生した強盗殺人事件の容疑者の１人として中国本土の男（59）を逮捕したと発表した。
発表によると、この事件の捜査を続けてきた西九龍管区重大犯罪捜査班は11日、男が深セン湾検問所を通って中国広東省深セン市から香港に入境したとの情報を得て、殺人と強盗未遂の容疑で逮捕した。警察は13日、男を九龍城裁判法院（地裁）に起訴した。
事件は1991年６月９日の朝、深水ホの中古時計専門店で起こった。犯人は３人。当時56歳だった店員が拳銃で頭を撃たれ、病院に搬送されたものの同日夜に死亡した。犯人たちは何も取らずに車で逃走していた。
