里山の秋の恵み味わう 市貝・続谷地区で収穫祭 地域おこし団体、4年ぶりに

子どもたちも体験した収穫祭の餅つき

 【市貝】続谷(つづきや)地区の地域おこし団体「続谷里づくりの会」は12日、続谷公民館で4年ぶりに「収穫祭」を開催した。地区内外の人たちがにぎやかに集い、里山の秋の味覚を味わった。

 会員を中心に音楽や踊りを披露するステージやテントに物販ブースを設け、野菜やアユの塩焼きなどを格安で販売。つきたての餅やけんちん汁を味わった。耕作放棄された谷津田に水を入れて栽培したハスの葉を使った「蓮(はす)の葉茶」の試飲や、同地区が繁殖地の一つになっている猛きんのサシバを撮影した写真の展示も行われた。

 この日実施されたグリーンツーリズム「いちかいサシバの里めぐり」(サシバの里協議会主催)の会場の一つにもなった。

 子どもを連れ同僚ら計8人で訪れた同所、会社員高徳和也(たかとくかずや)さん(42)、寿江(としえ)さん(38)夫婦は「久しぶりに皆に会えてうれしい」「子どもたちも餅つきを楽しめて良かった」と笑顔で話した。

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