早朝の国道、青信号も動かぬ車…「車内で寝ている」目撃者が110番中に追突 酒気帯び運転容疑で23歳男逮捕

浦和西署=埼玉県さいたま市中央区上峰

 埼玉県警浦和西署は13日までに、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、自称さいたま市北区土呂町2丁目、トラック運転手の男(23)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は12日午前6時27分ごろ、同市中央区新中里2丁目の国道463号で酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転。前方で停車中の普通乗用車に追突する事故を起こした疑い。調べに「間違いない」と容疑を認めているという。

 同署によると、赤信号で男の車の後ろに、被害男性(41)の運転する車が停車。信号が青になっても男の車が動かなかったため、男性の車が追い抜いた。その際に男がうつむいていたため、男性は前方に車を止め「男が車内で寝ている」と110番。その直後、いきなり発進して追突した。男の呼気からは1リットル当たり0.3ミリグラムのアルコールが検出された。

 男性は病院に搬送はされていないものの、首の痛みを訴えているという。

© 株式会社埼玉新聞社