平戸・大碆鼻灯台 マルシェで魅力発信! 市民や観光客ら生月島満喫 ウオーキング、クルーズも

軽食販売やステージイベントで盛り上がったマルシェ=平戸市生月町、大碆鼻灯台

 灯台を地域おこしに活用するイベント「ツナガル灯台マルシェ」が11日、長崎県平戸市の大碆鼻(おおばえはな)灯台を中心に生月島一帯であり、市民や観光客らが食やステージ、ウオーキング、クルーズなどを楽しんだ。
 灯台一帯の魅力を発信する日本財団の「灯台からのメッセージ」運営委員会、生月地区まちづくり運営協議会、NPO法人山田・舘浦地区まちづくり運営協議会が3月に続き開催し、2回目。
 大碆鼻灯台は島北端、高さ約90メートルの断崖上にある。この日は地元事業者・団体のスイーツや軽食を販売し、伝統芸能や音楽、ダンスが披露された。島南西端の生月長瀬鼻灯台までの約11キロウオーキングも実施。途中乗降できる車両を運行し、小中学生がガイドとして乗り込み地域の歴史などを紹介した。
 島南東部の舘浦漁港発着クルーズは、生月長瀬鼻灯台沖を経て、世界文化遺産の構成資産である春日集落、中江ノ島を海上から見学した。
 大碆鼻灯台は1958年1月、生月長瀬鼻灯台は92年3月稼働した。

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