「幻のレンコン」掘ったぞー! 諫早・唐比 親子で楽しく泥だらけ

背丈ほどのレンコンを手にする子ども=諫早市森山町

 長崎県諫早市森山町唐比地区の特産「唐比レンコン」の収穫が始まった。12日には現地でレンコン掘り体験があり、家族連れら約60人が泥だらけになって挑戦した。
 すべて手作業で行うため収穫量が少なく「幻のレンコン」とも呼ばれている。生産農家でつくる「唐比まちづくり実行委員会」が毎年収穫時期に体験会を開いている。
 参加者らは泥を手でかきわけ、地中1メートルほどの深さから掘り出していた。参加した諫早市多良見町の山本一樹君(7)は「大きくて大変だった。掘り出せてうれしい」と背丈ほどのレンコンを抱え笑顔を見せた。
 生産農家の野田満孝さん(70)は「今年は猛暑の影響で少し小ぶりだが、うま味はたっぷり。(調理し)ホクホクした食感を味わってほしい」と話した。

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