佐賀県内、今季一番の冷え込み

色づき始めた木々の下を、重ね着姿で散歩する人々=佐賀市のどんどんどんの森(撮影・山田宏一郎)

 佐賀県内は13日、上空に流れ込んだ強い寒気の影響で今季一番の冷え込みとなった。朝方の最低気温が各地で平年を下回り、最低気温は嬉野市で5.7度、佐賀市では8.7度を観測した。

 佐賀地方気象台によると、佐賀県を含む北部九州の上空5500メートルに氷点下27度以下の強い寒気が流れ込んだ。日中の最高気温も嬉野市12.1度、佐賀市13.9度で平年より5度以上低く、12月並みとなった。

 佐賀市のどんどんどんの森では、赤や黄色に色づき始めた木々の下を重ね着をして歩く人の姿があった。「今日は風が強くて寒くなったね」と足早に行き交っていた。

 この日は全国的に厳しい冷え込みになり、今季の最低気温を観測する地点が相次いだ。

 佐賀県内は14日も朝は冷え込み、佐賀地方気象台は霜が降りる恐れもあるとして農作物の管理に注意を呼びかける。日中は気温が上がり、寒暖差が大きくなる見通し。  (中島幸毅)

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