「彼がいないのは理解できない」絶好調スターリングのイングランド代表選外にOBから不満の声

チェルシーで絶好調もイングランド選外となったFWラヒーム・スターリング[写真:Getty Images]

元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が、FWラヒーム・スターリングをイングランド代表に招集しなかったガレス・サウスゲイト監督の決断に異を唱えた。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

今シーズン、チェルシーの中心選手として12試合出場4ゴール2アシストを記録するスターリング。なかなか調子が上がらないチームで違いを示し続けると、4-4のドローに終わったプレミアリーグ第12節のマンチェスター・シティ戦でも、傑出したパフォーマンスを披露していた。

そんなスターリングだが、11月のインターナショナルマッチウィークではイングランド代表に招集されず。絶好調な同選手よりも、今シーズンの公式戦わずか1ゴールと振るわないFWマーカス・ラッシュフォードや、ベンチスタートが増えているMFジャック・グリーリッシュを優先したサウスゲイト監督の決断は物議を醸している。

ファーディナンド氏も自身のYouTubeチャンネル『Vibe with Five』にて、今回のメンバー選考に対する不満を表明。サウスゲイト監督の選考は偏っているとして、結果を出した選手を呼ぶべきだと主張している。

「スターリングを解放してくれ。いったい彼が何をしたのかがわからないんだ。誰かを傷つけたり、チーム内で何があったのか、私は知ることができない」

「でも、彼がイングランド代表に選ばれないなんて、私には理解できない。代表チームにたくさんの才能があるのは間違いないだろう。だが、今の調子で言うなら、彼はラッシュフォードやグリーリッシュを合わせたよりゴールやアシスト、チャンスメイクの回数が多いんだ」

「彼はここ最近、トップレベルで試されてきたか? 少なくとも、彼は(2021年に行われた)ユーロでイングランド最高の選手だった。数年前のことだと思うかもしれないが、カルヴァン・フィリップスやハリー・マグワイアはユーロで良いプレーをしたから、今も代表にいるのだろう。そして彼らがそうなのに、スターリングはどうなった?彼を代表に入れてほしい」

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