半導体ラピダス、米に営業拠点 23年度内、顧客と接点増へ

ラピダスの小池淳義社長

 【サンフランシスコ共同】次世代半導体の国産化を目指すラピダスの小池淳義社長は13日夕(日本時間14日午前)、23年度内に米シリコンバレーに営業拠点を開設する計画を発表した。米サンフランシスコで記者団に話した。27年の量産開始をにらみ、大きな需要が見込める米市場で顧客との接点を増やす狙いだ。

 経済産業省が現地で開催した次世代半導体や人工知能(AI)を手がける企業との意見交換会に参加した小池氏は、シリコンバレーには顧客となる企業が多いと指摘。国際的に事業展開する上で同地での拠点が欠かせないと判断したと説明した。営業拠点を構え「関係を構築する」と強調した。投資額などは未定とした。

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