道の駅サシバの里いちかい 「348」モニュメント誕生 “映え”で観光客呼び込みへ

除幕でお披露目された「348(サシバ)」モニュメント。「8」の上に模型が載っている

 【市貝】町観光協会は、道の駅サシバの里いちかいに町の自然のシンボル、サシバのモニュメントを設置し、11日除幕してお披露目した。“映えスポット”として観光客を呼び込み楽しんでもらう考えだ。

 サシバにかけて数字の「348」を亜鉛鉄板の下地に鮮やかな黄色の塩ビシートを重ねて立体的に表現。アルファベットで書く「ICHIKAI」を「愛誓い」と読む語呂合わせから「4」の字の中心にハートマークも空けてある。

 台座は横約3.6メートル、文字の上までの高さ約1.2メートル。8の字の上には、雌のサシバが飛び立つ寸前の姿を原寸大で表現した強化プラスチック製の模型(横85センチ、縦53センチ)を載せた。設置費用は約100万円。

 完成記念式典には稲村輝夫(いなむらてるお)会長、入野正明(いりのまさあき)町長、小堀一浩(こぼりかずひろ)同道の駅支配人、製作会社関係者らが出席して除幕した。

 町は町で多く繁殖するサシバの保護へ、中継地の沖縄県や越冬地の海外と国際的な連帯を進めている。入野町長はあいさつで「モニュメントを見てもらい、国際的な連帯の基地として発信し、里山の重要性を確認したい」と期待した。

 同観光協会は「348が何を示すのか謎解き感覚で楽しめる映えスポットになれば」と期待している。

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