「特に問題はない」前回は“キツい”と応えた久保建英は何も問題視せず、代表活動参加に喜び「好きなことでご飯が食べられることに感謝」

W杯予選に意気込みを語った久保建英[写真:©超ワールドサッカー]

日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)が、ミャンマー代表戦に向けて意気込みを語った。
【写真】ミャンマー戦の前日練習で笑顔を見せる日本代表選手たち

15日、日本代表は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦・ミャンマー代表戦を翌日に控え、試合会場のパナソニック スタジアム 吹田でトレーニングを行った。

今回の代表には、ケガで招集できなかった選手に加え、招集された選手でも5名がケガにより不参加に。15日もMF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)の離脱が発表されていた。

ヨーロッパで戦う選手たちの多くは、自国のリーグに加えてヨーロッパの大会にも参加しており、週2試合をこなしている選手が多く、疲労の蓄積やケガ、コンディション不良などにも影響が出ていると言える。

練習後にメディア対応した久保は、10月の活動で「キツい」と身体について語っていたが、「前回は聞かれたから答えただけで、そこまでしんどいとかは思っていないです」と、問題にしているつもりはないとした。

「好きでやっているので、特に問題はないです。みんなが練習だけをしている期間に試合ができてラッキーぐらいの気持ちで代表に来ています。楽しみです」

「親善試合は親善試合で違う楽しみがありますけど、代表としては久しぶりの公式戦のなのでしっかり戦いたいと思います」

代表活動に来ていなくてもトレーニングをするだけだと語る久保。ヨーロッパから極東への移動も含めて、招集を懸念する声も一部ではあがっているが、「特に僕がコメントすることはないです」と語り、「国際Aマッチ期間で呼ばない理由はないです。みんなが見たいと思いますし、チームにいても練習するだけなので」と、認められている期間であれば、招集すべき選手を呼ぶことは当然だと語った。

また「キツいのはみんな同じで、チームメイトは、僕らは中2日で試合があるので練習は普段キツくないですけど、僕らのチームはすごく上げているので、みんなが置かれた状況でやれることをやっている」と、ソシエダに残っている選手たちもキツいトレーニングをしているとし、「好きなことでご飯が食べられることに感謝したいです」と、サッカーができる喜びを感じていると語った。

今回は代表チームの中でも経験を積んだ状態でW杯予選を戦う久保。「当然僕が長くなってきたことで、僕より後に入ってきた人が多くなったということですし、僕よりも代表のキャリアが長い選手もたくさんいますけど、新しい選手が入りやすい雰囲気というのは、僕も含めてずっといる選手が作ってくれていると思います」と語り、初招集や代表歴の浅い選手が増えても、チームとしては上手くやれていると感じているようだ。

今季はソシエダでも調子の良さを見せ続けており、ファン・サポーターからの期待も非常に高い。

久保は「チームとしても個人としてもみんなの期待に応えられるような活躍をしたいです」と語り、「普段は画面越しで観ている人がほとんどだと思うので、有観客で日本人のファンの皆さんが観てくれる前で、いつも通りの自分のプレーを見せられたらなと思っています」と、しっかりと良いプレーを見せて、結果を残していきたいと意気込みを語った。

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