【韓国】政府がKコンテンツ育成、新ファンドを造成[媒体]

韓国文化体育観光省は14日、映像コンテンツ分野のファンド新設案などを盛り込んだ「映像産業跳躍戦略」を発表した。新ファンドを通じて2028年までに1兆ウォン(約1,160億円)規模の投資を行う計画だ。

対象となるのはコンテンツや知的財産権(IP)など。地場企業によるキラーコンテンツの制作を支援し、27年までに市場規模を40兆ウォンに、輸出額を約18億米ドル(約2,710億円)にそれぞれ拡大させる構えだ。21年時点の市場規模は28兆ウォンだったことから、実現すれば年平均で約6.1%の成長となる。

■税額控除など支援拡大

このほか、税額控除など各種支援も拡大する。7月の租税特例制限法改正により、24年以降は映像コンテンツ制作費の控除率を現行の3~10%から最大30%まで引き上げる方針だが、控除対象にコンテンツ企画費なども含める案を検討する。

また、中・小規模制作会社向けの複合施設をソウル市内に造成するほか、制作会社のIP保護を条件に投資を行う特化ファンドも立ち上げる方針だ。

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