インフル流行、岩手県内に注意報 県発令、過去2番目の早さ

 岩手県は15日、インフルエンザの流行注意報を発令した。2009年10月に次いで過去2番目に早い。10~15歳の患者が全体の26%を占め、学校などの休業措置は過去10年(同期比)で最多。県は、感染対策の徹底やワクチン早期接種の検討を呼びかける。

 定点観測する県内63医療機関の平均患者数(6~12日)が11.44となり、注意報基準の10.0を上回った。県央21.44、盛岡市16.09、中部14.90の3保健所で基準を超えた。

 今季は過去最も早い10月に流行期入り。若年層の感染が顕著で、学校などの休業措置は15日現在、計82件に上る。同日は八幡平・寄木小と岩泉小が学年閉鎖、山田小と盛岡・渋民中の学級閉鎖が発表された。

© 株式会社岩手日報社