ユナイテッドに16年勤めたCEOが辞任…クラブ買収話が進む中別れ「将来が最高のものになることを祈っている」

2022年2月からCEOを務めていたアーノルド氏[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドの最高経営責任者(CEO)であるリチャード・アーノルド氏が、16年間在籍したクラブを去ることとなった。

現在はクラブの買収話が浮上している一方で、買い手との交渉が進まずに難しい状況を迎えているユナイテッド。そんな中でも、イギリスの化学企業『INEOS』の創業者である実業家のジム・ラトクリフ氏が12億5000万ポンド(約2350億円)を投じて25%の株主を取得し、少数株主になる話が進んでいる。

現時点で正式な発表はないものの、その最中にアーノルド氏が辞任することとなった。なお、後任は法務顧問のパトリック・スチュワート氏が暫定的にCEOを務めるという。

52歳になるアーノルド氏は、2013年からユナイテッドのCEOに就任したやり手の元銀行員として知られたエド・ウッドワード氏が2022年2月に退任し、その後任として就任した。

2007年8月にユナイテッドに入社。2013年からマネージング・ディレクターを務めていた。

アーノルド氏はクラブを通じてコメントしている。

「過去16年間、この偉大なサッカークラブに貢献できたことは信じられないほど光栄なことだ」

「良い時も悪い時も、変わらなかったのは従業員とファンの献身さだ」

「彼ら全員の忠誠心と献身に感謝し、クラブに関わる全ての人たちの将来が最高のものになることを祈っている」

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