公園で「グミ」食べた男女5人が病院搬送

都立武蔵野公園で開催されたイベントで、来場した成人男性が配った「グミ」を食べた男女5人が病院に搬送されていたことが分かりました。警視庁は大麻由来成分が含まれていた可能性があるとみて、経緯を調べています。

小金井市と府中市にまたがる都立武蔵野公園で、11月4日に開催された「武蔵野はらっぱ祭り」において、来場した成人男性が配った「グミ」を食べた10代から50代の男女5人が体調不良を訴え、病院に搬送されたことが分かりました。

捜査関係者によりますと、5人は嘔吐などの症状を訴えていましたが、いずれも軽症だったということです。主催者側が配布した男性を特定し、警視庁に連絡して、判明しました。男性は小金井署の任意聴取に「自分でも食べていたし、気分がよくなるのでみんなに食べてほしかった」と説明しているということです。

また、墨田区の押上駅でも3日、20代の男女4人が体調不良を訴え搬送されました。警視庁によりますと「電車に乗る前に大麻グミを食べた」と説明している人がいて、車内で具合が悪くなったということです。4人は命に別条はありませんでした。警視庁が経緯を調べていて、武蔵野公園の祭りでの事案との関連はないとみています。

公園で配られた「グミ」は、袋にHHCHと記されていたということです。厚労省は大麻由来の成分であるTHCと構造が似ていて、幻覚や記憶障害などを生じさせる可能性があるとしています。

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